良作でした。
とくに「県庁」という役所のシステムを学ぶ、地域の観光について学ぶには良い教材にもなりえる作品でした。
電子書籍版には巻末に対談も掲載されているので、フィクションなのかそうでないのかごっちゃになりそうでしたが、そういったところをうまくひっくるめて小説化してしまう有川さんの力量に舌を巻いた作品でした。
読んでいて高知に行きたくなってきたのも作品から溢れる郷土愛にやられたからなのでしょうか・・
こういう地方観光という題材があって、それについて主人公と共に学んでいくことができて、おまけに恋愛のネタもあるので読みやすい、なんてとっつきやすい作品なんだろう。
ただ映画については未見なので何も語れません。
錦戸くんが掛水というキャスティングは合っていると思います。
明神さんが掘北真希なのはあっているかよくわからないですが、自分の中では柴咲コウでした。今だと年齢的に無理があるキャスティングですが、昔だったらアリだったんじゃないかなぁ。
というか、なんで柴咲コウかというと昔こういう映画があったからかなぁ。