つれづれ日記

日々思ったこと、気になったことの日記

Jリーグラボで名波浩があっさりチェアマンに日和った件

3月のJリーグラボで名波さんは新チェアマン村井氏の3つの約束について批判をしていた。

3つの約束とはこれ。

1.笛が鳴るまで全力プレー

2.リスタートを早く

3.時間稼ぎのような見苦しい交代はやめてほしい

 

名波さんはプレイヤー側の視点でこの3つを取り上げて疑問を投げかけていた。

簡単にまとめると1.については当たり前のことを言っていて、2、3については戦術的な面もあるからそれを含めてサッカーだ、という意見でした。

私も放送を見ていて納得していました。そろそろJリーグを観る側として、中堅どころの視聴者、観客になってきたので、名波さんの意見はもっともだと思ったのです。

ですが、4月のゲスト村井チェアマンが登場してチェアマンが掲げる3つの約束の真意を聞いたとき、あっさり自分の意見を引っ込めました。

番組のホスト役としては大人といえば大人の対応なんですが、正直もうちょっとがっつり意見してほしかったです。

私が思ったのはJリーグラボで細かくチェアマンのいう3つの約束の意図をしゃべらないと名波さんや野々村さんに伝わらないものならば、一般の人には真意はまったく伝わっていない、ということです。

もちろんチェアマンの言っていることはもっともです。

今度のチェアマンは民間の経営者の意識が強いイメージがしました。

ですから、サッカーファンになりそうなライト層を取り込むためのメッセージを作ったつもりなんでしょう。

 

たしかに、1.については今節の鹿島VS神戸戦のGKがやらかした件を見ていても明らかなように、しっかりプレーしていればこういうことにはならないはずです。


【珍プレー】ダヴィがオフサイド判定の間にゴール 鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸 - YouTube

この試合は神戸が勝ったからよかったものの、もし負けていたら、神戸サポのライト層は離れていってしまうかもしれません。

 

しかし2.については名波さんはもっと食い下がってよかったと思います。

リスタートは戦術的にはとても大事だと思います。チェアマンはコーナーキックで水を飲むような時間を取る行為を否定していましたが、名波さんはサインプレイでそれを行うこともあると言っていました。

もし、サインプレイを別の形でやれ、というならばそれははっきり伝えていくべきです。これもチェアマンの意図を説明されなければ伝わらない約束だと思います。

 

3.についてもケースbyケースであることをもっと言っても良かったと思います。

後半の残り5分くらいで戦術面での交代もあるので、ゆっくりやるのはあると思います。ひとくくりにするのは難しいです。

 

しかし、そういった誤解が生まれる可能性をはらんでもあえて3つの約束にしたのだったら、チェアマンはもっともっと真意を発信していくべきだと思います。

 

とりあえず、開幕からJリーグの試合を観ている自分には伝わってないです。

クラブ、クラブスタッフ、選手にどれほど伝わっているのか疑問です。

メディア露出が少なくなってしまったJリーグでは難しいのかもしれませんが、約束を掲げるくらいだから、今後も頑張って行ってほしいです。

 

んー、なんとなくどっち側の意見も賛同できるので、中途半端な文章になりましたが、感想はこんなところです。