電子書籍で購入していたのだが、最近暇になったので読んでみた。
読書環境としてはiPhone5cで読むのが意外とはかどることが解ってきた。
SideAとSideBに分かれるこのストーリーは小説家の彼女と同僚の彼の二人の話で紡ぎだされるストーリーだ。
SideAだけで泣かされて、SideBを読み始めるとSideAは小説家の彼女の作品だと知る。
そうやってSideBを読み進めていくとまた裏切られる展開になる。
有川浩作品は結構泣かされることが多い。
今回も泣かされた。
ただ、数か所だけどうしても受け入れがたい表現があった。
それは数ページを「あなたがすき」とか「覆す」という文字で埋める文章だ。
夜読んでいてちょっと怖くなった。
まぁ、それが狙いなのかもしれないけど。
正直こういう表現はあまり好きじゃない。苦手だ。
そこだけ。気に入らなかったのは。
本の装丁もかわいくて、本屋で何度か買おうと思ったこともあった、おすすめの一冊です。