特別お題「芸術の秋」 <ブリヂストン美術館「カイユボット展」キャンペーン!>
芸術の秋ということで、映画鑑賞を。「サカサマのパテマ」です。
まずは、映像がとても綺麗でした。
ですが、正直もっと「スペクタクル感が欲しかった」です。
この映画は設定が大事だと思うのですが、そのあたりについては、ラストのどんでん返しで観客が驚くことでしょう。
それよりも私はこの映画を観ながら自分が駄目な観客になっているのを感じていました。
どう考えてもパテマがシータで、エイジがパズー、イザムラがムスカみたい。
そういう風に考える自分がどこかに居るのです。
そういう風に考えてしまうと、派手にドタバタ戦うわけでもなく、楽しそうに空中散歩するわけでもなく、少年少女の恋愛面がグッと描かれるわけでもなく、塔に忍び込むシーンももっとハラハラ感が欲しい、とか思ったりしてしまうのです。
脚本は多分しっかり出来ているんでしょうが、見ているほうとしてはもっと話の本筋からはずれるブレというか遊びみたいなところが欲しかった。
あとは印象に残る音楽が無い。シーンごとに動きのある絵、盛り上げる音楽といった組み合わせがあまり印象に残っていない。
正直遠くの映画館まで足を運んで見た割には物足りなかった感じがします。
劇場でも楽しめるのですが、DVDでもいいや、と思ってしまう作品でした。
んー、見終わった後、何かに似ていると思ったのは、「フラクタル」だったのかも。
あと声優さんのインタビューのリンクを貼ってみたり。
藤井ゆきよと岡本信彦が語る作品の魅力 - 吉浦康裕監督の最新作『サカサマのパテマ』、11月9日(土)全国公開 (1) 演じる役について | マイナビニュース