半沢直樹シリーズ、ドラマ化された2作品の原作本を読みました。
とても面白かったです。もちろん脳内再生は余裕でできました・・
(注:以下ネタばれありです)
原作はドラマと若干異なるところが多くあり、ドラマ版の方がより感情移入しやすいというか、半沢がここまでやるのか?という動機が強くあるように改変されてます。
たとえば、半沢の父は資金繰りに困り自殺するのですが、原作では父は自殺はしていません。あと、大和田が半沢の父の融資を引き上げた張本人になっていますが、原作では違いました。
大和田に至る道筋を考えると、テレビドラマのシナリオはとても良くできていて、原作を上回っていると言えるでしょう。
京橋支店での運用失敗についての報告書のくだりなんかは、原作よりもドラマの方がスリリングです。
細かなところの違いを挙げていくときりがないのですが、ドラマは原作をうまく消化しつつ、展開に必然性とスピード感を与えています。
ドラマだけ見た方は、原作も読んだほうが面白いと思います。お勧めです。