まかろんです。
スガさんのアルバム「THE LAST」は思った以上に内容が濃く、愛聴盤の一つになりそうです。
「CLOVER」や「FAMILY」の頃に感じたヒリヒリした空気感というか、エッジが利いてる感じがなんだか感じ取れました。
初期のスガさんが好きな人は気に入ると思います。
実は自分は「アストライド」が嫌いでした。(嫌いまで言うと行き過ぎかも)
この曲のサビまでのAメロが嫌いでした。
なんか中途半端なラップ口調な感じがしてそれが苦手で。
でも「ふるえる手」を聴いたら「アストライド」が聴けるようになったんです。
「ふるえる手」は「アストライド」のアンサーソングらしいですが、死んでしまった父親を思い浮かべると「ふるえる手」がすごく心に響いてきます。
(私の父は実際には生きていますが、スガさんの父親のイメージを勝手に想像したり、いつか自分より先に死んでしまうであろう父を想像して)
「真夜中の虹」についても「情熱大陸」での制作過程や「love music」という番組で見てもあまり刺さらなかったのですが、フルサイズの曲を聴くと聴けるようになりました。デジタルな音使いも意外と好きです。なんだろう、昔ドリカムの曲でこんなデジタルなベースライン?を聴いたことがあるかも。PEACE!だったかな。
一番のハイライト曲は「あなたひとりだけ 幸せになることは 許されないのよ」だと思います。
サビの部分はスガ節というか、こういうの待ってたんだよ、って感じですね。
ドロドロした感じはなかなかできる人はいないだろうなぁ。
このアルバムの中で一番好きな曲は「海賊と黒い海」です。
ミディアムなテンポで人のいない街を印象的に描いているのが好きです。
心の位置がいつもより 沈んでいる水曜日
この「水曜日」っていうフレーズが好きです。やっぱり心が沈んでいるのは水曜日でないといけないと思った。
全体的には昔より歌詞に苦手な部分があったりして、ちょっと素直に聞けない曲もあったりするんですが、音としては新しいものを取り入れて進化している感じがしました。
もう最新の音楽とかを聴かない自分としては今の音楽シーンのあたらしいテイストを適度に入れてくれているようなので助かります。
もうライブに行ったりはしないだろうけど、もうちょっと応援してみたいと思います。